業績・計画

業績

2015年度の飲料業界は、夏場の天候不順による影響や、競争激化による低価格化、原材料コストの上昇懸念など、厳しい状況が続きました。 このような状況のなか、茶葉(リーフ)においては、社内資格制度である「ティーテイスター資格」を保有する社員自ら、急須で入れたお茶の実演販売や試飲会などの活動を通して、比較的に高価格のパック茶販売を強化いたしました。また、プレミアムティーバッグシリーズをはじめとして、パウダータイプのインスタント緑茶などの手軽にご賞味いただける簡便性商品が、国内のみならず外国人観光客の皆様にもご好評をいただいております。
飲料(ドリンク)製品においては、主力製品であります「お~いお茶 緑茶」をリニューアルし、春には「桜パッケージ」を、秋には「紅葉パッケージ」を順次展開し、昨年に引き続き日本を象徴する四季折々のデザインとともにお客様のもとへお届けしてまいりました。 当グループでは、「茶産地育成事業」を推進しており、主に九州地区において、耕作放棄地を積極活用するとともに、生産性と環境保全を両立した大規模茶園経営のもと高品質で安定した原料調達を実現しております。
日本茶飲料においては、「健康ミネラルむぎ茶」や「お~いお茶 絶品ほうじ茶」が引き続き好調に推移したほか、「2つの働き カテキン緑茶」や「黄金烏龍茶」をはじめとした特定保健用食品や、「お~いお茶 巡りさらら」をはじめとした機能性表示食品につきましても好調に推移いたしました。コーヒー飲料においては「TULLY'S COFFEE」ブランドシリーズが販売数量を伸ばすなど、業績の向上に寄与しております。
こうした販売活動を取り巻く競争激化、消費低迷などの厳しい状況において、更なる原価低減や各経費の見直しを行うとともに、費用対効果を意識しながら販売促進費を投入し、収益性の改善に努めてまいりました。
チチヤス(株)においては、当社との共同開発によるブランドシナジーを拡大しております。また、ネオス(株)は、西日本に強い販売チャネルを持っており、当グループの自動販売機事業に関して、さらなる強化を図っております。
海外においては、茶葉(リーフ)製品につきまして、「グローバルブランド」で展開する抹茶グリーンティーの販売を開始し、米国、豪州、東南アジアを中心に積極的な海外展開を行ってまいりました。飲料(ドリンク)製品につきましては、ITO EN(North America)INC. において、和食の世界的なブームや健康志向の高まりを背景に、「お~いお茶」などの無糖茶飲料が順調に売上を伸ばしております。また、米国を中心にコーヒー豆の栽培から販売までを行うDistant Lands Trading Company, Inc. と、今後も引き続き、米国内における当グループ製品の販売など、シナジー(相乗効果)を追求してまいります。
タリーズコーヒージャパン(株)においては引き続き好調に推移し、店舗数についても638店舗とさらなる拡充を続けております。
この結果、当連結会計年度の業績は、売上高4,655億79百万円(前期比8.1%増)、営業利益172億43百万円(前期比51.4%増)、経常利益150億74百万円(前期比34.2%増)となり、親会社株主に帰属する当期純利益は86億15百万円(前期比18.1%増)となりました。

計画

当グループといたしましては、今まで以上に「お客様第一主義」に徹し、お客様にもっとご満足いただける製品の開発とサービスの向上に努めてまいります。緑茶飲料のトップブランドである「お~いお茶」の更なる強化と「健康ミネラルむぎ茶」「TULLY'S COFFEE」「1日分の野菜」「充実野菜」「TEAS' TEA」などの個別ブランドを一層強化し、簡便性商品を中心としたリーフ製品の販売を拡充してまいります。また、ルートセールスによる営業基盤の確立と総コストの削減を進め、グループ全体でシナジー(相乗効果)を創出し、更なる業績向上に努めてまいります。
これにより、翌連結会計年度の業績見通しは、売上高4,715億円(前期比1.3%増)、営業利益200億円(前期比16.0%増)、経常利益194億円(前期比28.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益118億円(前期比37.0%増)を見込んでおります。

業績