PROFILE
品質管理一部で、飲料製品に使われている容器包装の品質管理業務を担当。容器の形状・材質の検討から、製品の輸送時・販売時における、容器やキャップの品質管理を主な業務としている。「お客様に満足いただける品質」をモットーとし、日々製品の検証を行う。
- 伊藤園を志望した理由を教えてください。
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社会のニーズに合った
製品を開発したい大学時代は生物学の研究に携わっていたため、卒業後も研究開発を行いたいと希望していました。最初から飲料製品の研究開発部門を目指していました。伊藤園を選んだのは、普段から馴染みのある企業だったからですね。伊藤園のお茶も、タリーズコーヒーも日頃からよく飲んでいたんです。日常生活に欠かせないお茶に関して一番力をいれて研究・開発していることや、お茶の素晴らしさを国内だけでなく海外にも積極的に発信していることも魅力でした。世の中で、健康志向が高まっていることや、海外進出を目指しているということを説明会で話されていたので、これからますます伸びていく企業だろうなと考えたことも、理由の一つです。
- 仕事のやりがいは何ですか。
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目に見えにくい仕事に
気付いてもらえる容器開発には、例えば「お~いお茶」の形状が変わったなど、お客様に認知されやすいものもありますが、ペットボトルが少し軽くなったり、ラベルが薄くなったり、キャップが開けやすくなるなどのマイナーチェンジも重要な仕事としてあります。工場と頻繁にやり取りし、何回も検証テストを行うなど、苦労して立ち上げることが多いので、こうしたちょっとした変化をお客様に気付いてもらえるとやりがいを感じますね。印象に残っているのは、加温や冷凍で負荷がかかるペットボトルの開発です。負荷がかかりすぎると、容器の膨張や変形が起こる可能性があるので、それを防ぐために試行錯誤しました。苦労しましたが、その分、完成時の達成感は大きかったです。
- 入社してから成長したと感じることを教えてください。
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容器の専門家として
アドバイスできる専門知識が増えてきて、他の開発部署や本社から相談を受けてもアドバイスできるようになったことですね。最初は用語もまったくわからず、内容を理解できないことも多くありましたが、経験を重ね、徐々に知識が増えていきました。今では容器の専門家としての知見をもとに、これまでの検証結果を踏まえ、本社の要望をどう組み込むかなどの検討や提案を行えるようになりました。また、後輩指導ができるようになったことも成長を実感できる点の一つです。きちんと指導するためには、まず自分が正確に物事を理解していないと教えられない。あいまいな点はすべて確認してクリアにした上で指導にあたりますが、それによって自分の成長も加速したように思います。
- 現在の充実度は何点ですか。
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90点です。困った時にすぐに質問や相談ができ、積極的に学べる環境があるので、自分のレベルアップに繋がっており満足度は高いです。残りの10点は、これから成長していきたいという意気込みを込めています。日々知識は積み重ねていても、まだまだうまく進まないところがあるので、そこを改善していきたいと思っています。
- ズバリ伊藤園の魅力とは?
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前向きな失敗ならば可
「前向きな失敗ならば可」という風土は良いところだと思います。容器開発でも日々の業務においても、いろんな試行錯誤を行ってきましたが、どんどんチャレンジさせてくれるところが魅力ですね。そういう社風なので、これから入ってくる学生さんに特にお伝えしたいのは、自分の意見をちゃんともって働いてほしいということ。最初は知識もないなかで、失敗したら先輩社員に何か言われるんじゃないかという不安もあると思います。伊藤園では、新しい風、声は積極的に取り入れます。改善したいとか、チャレンジしたいという気持ちをどんどん発信できるのが、この会社のいいところですね。
お客様の希望に応えるためには、まず安心して飲める商品を作り続けていくということが一番大事だと思います。その上で、伊藤園は面白い容器作るな、と皆さんに思ってもらえる容器づくりをしていきたいです。そのためには、今の部署だけでなく、他部署も経験して、総合的な視点を養っていきたいですね。一つの商品に対して現在もっている資材以外の視点からアプローチできるようになることで、考え方に深みが増すのではないかと思います。そうしていろいろな経験をした後、また容器開発に戻ってきて、世の中の流れを変えるようなより良いものを作れたらと思っています。
そこから、
新たな景色が開けてくる