ヴァーナルレディース（2001）
初日は、アンダーパーが中島千尋プロ1人のみ、１打差の２位タイに3名、さらに1打差の5位タイに4名が並ぶという混戦ぶりであった。塩谷プロは５位タイにつける。
二日目にはアンダーパー選手が皆無となり、通算１オーバーの那須美根子プロが単独トップに。ただし、1打差2位タイで塩谷プロをはじめ、去年の賞金女王不動裕理プロや実力者日吉久美子プロら5名が並び、まだまだ結果が全くわからない状況で最終日を迎える。
最終日、塩谷プロは3バーディー1ボギーという内容でスコアを2つのばし、通算イーブンパーでフィニッシュ。トップでスタートし、2バーディ1ボギーでイーブンパーフィニッシュとなった那須プロとのプレーオフとなる。
1ホール目はともにパー。2ホール目、 那須プロのダブルボギーに対し、確実にパーセーブした塩谷プロが大会を制した。
インタビュー
- Ｑ．ヴァーナル・レディースでの優勝、おめでとうございます。一夜明けて、今のご感想はいかがですか？
- 本当に嬉しいです。でも、あまり自分で勝ったという感じがしなくて・・・息子（大河君：2歳9ヵ月）からの“母の日”のプレゼントだと思っています。
- Ｑ．2日目を終了してトップと1打差の2位タイ。最終日は何を心掛けて試合に臨みましたか？
- 今自分が気をつけているスィングをしようと心掛けていました。緊張した中で、それがどれくらい出来るかを試しながら・・・。 実は、前夜に息子が電話口で「頑張って」とエールを送ってくれたのですが、その声に応えるように、最終日は息子に心の中で話し掛けてプレーしていました。
- Ｑ．プレーオフは、過去8回戦って4勝4敗でした。プレーオフに入る前の心境はいかがでしたか？
- ここまで来たのだから、思い切ってしようと・・・。１ホール目で、疲れなどからショットが飛ばなくなってきたと感じていたので、2ホール目は集中力を高めて臨みましたね。
- Ｑ．この優勝を誰に一番に報告したいと思いましたか？
- もちろん家族ですが、家族も含めて、この4年間成績の悪い時も応援し続けてくれたファンの皆さんに。たくさんの方からアドバイスを頂きましたし、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
- Ｑ．ツアー初優勝も、同じく福岡のヤクルトミルミルレディースでしたよね。何か福岡に因縁めいたものを感じますか？
- 九州地区の優勝はかなり多いので、いい気持ちでプレーできます。 ※塩谷プロの18回の優勝のうち、なんと6回が九州で行われたトーナメントです！（1989年ヤクルトミルミルレディス、1991年ミズノオープン、1992年再春館レディス、1994年再春館レディス、1995年JLPGA明治乳業カップ、そして今回のヴァーナルレディースです。）
- Ｑ．高額賞金の試合に勝って、賞金ランキングも約50万円差の2位に（下記参照）上がりました。改めて今期の目標を教えて下さい。
- 一つでも多く、またいいプレーが出来るように、日頃からの体調管理、練習の努力を怠らないようにすることです。今も、自分のやりたいスィングを目指して試行錯誤していますが、これからもそれを追求してショットを安定させていきたいです。 今後とも、ご声援を宜しくお願いいたします。
ホールバイホール
プレーオフ・賞金ランキング
