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第19回 伊藤園レディスゴルフトーナメント

大会実施要項
大会名称
伊藤園レディスゴルフトーナメント
開催日
2003年11月14日(金)・15日(土)・16日(日)
主催
株式会社伊藤園
公認
一般社団法人 日本女子プロゴルフ協会
後援
公益財団法人日本ゴルフ協会
一般社団法人日本ゴルフトーナメント振興協会
テレビ朝日
長南町
協力
グレートアイランド倶楽部
ゼネラルプロデューサー
戸張 捷
賞金総額
6,000万円
優勝賞金
1,080万円
チケット
入場無料
TV放映
テレビ朝日系全国24局ネット
・11月15日(土) 16:00~16:55
・11月16日(日) 16:00~17:25
伊藤園レディス最終成績
順位 A.P. 名前 合計 1R 2R 3R 賞金額
優勝 -3 不動 裕理 213 70 69 74 \10,800,000
2   表 純子 213 75 67 71 \5,280,000
3T -1 城戸 富貴 215 72 69 74 \3,600,000
    白戸 由香 215 72 68 75 \3,600,000
    藤井 かすみ 215 69 68 78 \3,600,000
戸張捷ゼネラルプロデューサーのラウンド解説

1st Round

大ギャラリーと多数の報道陣を引き連れて宮里藍のプロ初ラウンドが終了した。結果は3オーバー、42位タイとやや不本意なスコアではあったが、後半には笑顔も有り。本人にとってもギャラリーにとってもまぁまぁだったのではないだろうか。
彼女がプロ転向を表明し伊藤園レディスに出場することが決定してから、テレビ、新聞、雑誌などの取材攻勢は相当なものだったと思う。そのプレッシャーの中で沖縄でのミニ合宿を経てのグレートアイランド倶楽部入りは、決して万全の体制だったとは思えない。しかし明日以降のプレーが彼女本来の力を発揮することは間違いない。楽しみにしたいものだ。
今年は不動裕理の賞金女王がすでに決定しているが、伊藤園レディスは彼女にとって初優勝の場でもあり、昨年に引き続き2連覇を狙う場でもある。初日の-2はトップと1ストローク差、他の選手にとっては最も怖い存在である。
イーブンパーまでに23名までの選手、2オーバーまでが41名、3オーバーまでが60名というストローク差が詰まった初日。まだまだ優勝の行方はわからない。
2日目はピンの位置が今日より難しくなるだろう。その中で宮里がアンダーパーをマークできるか、また上位選手がスコアを伸ばすのか、スコアが動くと言われる2日目のプレーが楽しみである。
2日間で上位50位が予選通過する。おそらく+4もしくは+6といったところだろう。初日の成績を見ながら予想をしてください。(2003.11.14)

2nd Round

今年、アマチュアとしてプレーした8試合ではすべて予選を通過した宮里藍が、プロとして初めてプレーした伊藤園レディスで一打差で予選落ちした。本人は意識していなかったと言うものの、プロとアマチュアの意識の違いを実感したに違いない。
さて、優勝争いが面白くなってきた。今季2勝目を狙う藤井かすみが6バーディ2ボギーの68のラウンドで7アンダーの単独トーナメントリーダー。今年の賞金女王をすでに決定している不動裕理は2打差の2位。3打差の5位タイには先日初優勝を果たした竹末裕美や実力者の高又順。8位タイには69のラウンドで順位を上げた福嶋晃子と今日パープレーながら優勝争いに残った山口裕子。果たして優勝の栄冠は誰の手に・・・藤井が逃げ切るか・・・不動が逆転し、男子ツアー賞金王との獲得賞金差をさらに広げるか。今年のツアーも残り3戦。それぞれの選手達が明日の18ホールに懸ける。 (2003.11.15)

Final Round

宮里フィーバーで始まった今年の伊藤園レディス。予選落ちの宮里に代わって大会を盛り上げたのは実力者達であった。最終日は風速10mを超える強風の中でのサバイバルレースとなった。ミスが直接ボギーやダブルボギーに繋がるコンディションの中、優勝争いはこの日1アンダーでラウンドしトータル3アンダーで先にフィニッシュした表純子と、17番の3パットボギーで3アンダーと落とした不動裕理のプレーオフとなった。
18番ホールで繰り返し行われるプレーオフ1、2ホール目は池越えのピン位置を攻め切れず両者共にパー。グリーンの一番奥にピン位置が変更された3ホール目、不動は6Iでピン左50センチにつけバーディーを奪って勝負をつけた。日没が近づき次第に暗くなる中で見せた実力はやはり凄いものであった。
もともと不動はこのグレートアイランド倶楽部との相性が良い。1999年に自身の初優勝を決めたのはこのグレートアイランド倶楽部であり、今年の連覇でグレートアイランド3勝目。また、過去のラウンドのほとんど全てを記憶しているというほどの記憶力が強さの秘密なのかもしれない。不動はこれで今期9勝目。年間最多勝利数記録を伸ばしたと共に、ツアー制施行前のト阿玉の持つ9勝に並んだ。今年の伊藤園レディスで真の女王の真の強さを示してくれた。
来年は不動が3連覇を見せてくれるのか…宮里藍が予選落ちの屈辱を晴らすか…また別のニューヒロインが生まれるのか…。今から興味は尽きない。
最後にお礼を言っておきたいのがボランティアの皆さん。今年は昨年の倍以上の人数やキッズボランティアがこの伊藤園レディスの運営のお手伝いをしてくれた。さらに多くの人達にこの輪を広げ、もっともっと伊藤園レディスを盛り上げていきましょう。
Thank you volunteers!(2003.11.16)

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