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第23回 伊藤園レディスゴルフトーナメント

大会実施要項
大会名称
伊藤園レディスゴルフトーナメント
開催日
2007年11月9日(金)・10日(土)・11日(日)
開催場所
グレートアイランド倶楽部(千葉県長生郡長南町佐坪1782)
主催
株式会社伊藤園
公認
一般社団法人 日本女子プロゴルフ協会
後援
公益財団法人日本ゴルフ協会
一般社団法人日本ゴルフトーナメント振興協会
テレビ朝日
長南町
協力
グレートアイランド倶楽部、タリーズコーヒージャパン
ゼネラルプロデューサー
戸張 捷
運営協力
伊藤園グリーンクラブ(ボランティアグループ)
賞金総額
7,000万円
優勝賞金
1,260万円
TV放映
テレビ朝日(EX)系24局ネット
・11月10日(土) 16:00~16:55
・11月11日(日) 16:00~17:25
伊藤園レディス最終成績
順位 A.P. 名前 合計 1R 2R 3R 賞金額
優勝 -5 北田 瑠衣 211 69 70 72 \12,600,000
2T -5 佐伯 三貴 211 71 71 69 \5,530,000
    茂木 宏美 211 72 68 71 \5,530,000
4T -4 張 娜 212 71 75 66 \3,850,000
    L.デービース 212 68 76 68 \3,850,000
戸張捷ゼネラルプロデューサーのラウンド解説

1st Round

伊藤園レディスも初日が終わりました。
何よりも注目なのが上田桃子、横峯さくらの賞金女王争い。
横峯が上田との約3,200万の差をいかに詰めることができるか。
上田を追う今日の横峯は、一時は3アンダーまでスコアを伸ばしたが、16番でボギー、17番では痛恨の3パットでダブルボギーとし、結局はイーブンパーの27位タイでホールアウトしました。一方の上田もスコアを伸ばせず、1アンダーの8位タイとなっています。2日目以降の二人の争いにも大いに期待したいところです。

その他の選手では、やはりショットメーカーが上位に勢揃いです。なかでも2日目の最終組はローラ・デービース、福嶋晃子、タミー・ダーディンと“飛ばし屋”の3人が揃いました。ローラ・デービースは、スイングの上下動がなくなり、最近は大変安定した成績を残しています。本大会では3年連続を含め、4回優勝しており、5勝目を挙げるかどうかが楽しみなところです。
また、トーナメントリーダーにたったのはタミー・ダーディン。6バーディ、1ボギーの67(5アンダー)、2位タイには福嶋が4アンダーと好位置につけています。

来季のシード権争いにも注目したいです。4位タイの北田瑠衣は、シーズン中盤ケガによりスランプ気味で現在の賞金ランクも56位。来期のシード権獲得のためには、今シーズン残り2試合で5~600万を稼ぎたいところです。
初優勝のかかった和田委世子も3アンダーの4位タイと明日以降の活躍に期待したいところです。本大会歴代優勝の服部道子と17番18番を連続バーディでフィニッシュした古閑美保は、ともに2アンダーの6位タイ。若手、中堅、ベテラン組みと混戦模様になってきました。


明日は雨の予報です。コンディションが悪いとショットメーカーが有利といったところでしょうか。
また、50位タイまでが予選通過となりますが、予想スコアは5オーバーか6オーバーといったところでしょうか。
いずれにしても、まだまだ目が離せない伊藤園レディス2日目です。 (2007.11.9)

2nd Round

伊藤園レディスも残すところあと1日となりました。
96名の選手が参加した伊藤園レディスでしたが、そのうち主催者推薦選考会(マンデートーナメント)で3名が本戦に進み、その中の1人の佐藤靖子がトータル・イーブンパー10位タイという成績で見事に予選通過し、明日、上田桃子と肥後かおりとのラウンドとなりました。
さて、賞金女王争いの上田桃子と横峯さくらに注目が集まっていると思いますが、今日の横峯さくらは5オーバーで、なんとか予選は通過しましたが、初日、2日目のラウンドともあまりスコアが伸ばすことが出来ませんでした。一方、今日の上田桃子は、一時3オーバーまでスコアを落としてしまいましたが、バック9に入り3バーディでイーブンパーに戻して来たのには驚かされます。賞金女王の座を狙うには、どんな状況でも1ストロークでも上位に上がって、少しでも獲得賞金を増やすという事が、いかに大切かを感じさせられました。「途中3オーバーになった時は、心が折れそうになったけど、こんな寒い日に大勢のギャラリーが来ている中で、みっともないゴルフはしてはいけない」と本人もコメントしていましたが、そこから3つのバーディを取った事は、プロゴルファーとして大変素晴らしい姿勢だと思います。
さて、優勝争いの方は3年ぶり4勝目を狙う北田瑠衣。この2年間本当に不調で、今年の賞金ランキングも56位。この大会で5位以内に入ればシード権獲得というプレッシャーの中、トータル・5アンダーと見事な成績で最終日を迎える事となりました。本人が「リズムがよくなったので、スコアが出るようになった」と言っており、最終日の健闘を祈りたいと思います。

優勝争いのもう1人は茂木宏美。彼女もスランプの時期はあったのですが、今年の春頃から段々と調子を上げ、8月には約2年半ぶりの優勝をしました。そして明日の最終日は、トップと1ストローク差の2位タイからのスタートです。
北田、茂木の優勝争い、それに飛ばし屋のタミー・ダーディンが加わります。
また、トップから2ストローク差に李知姫、福嶋晃子、3ストローク差に佐伯三貴、飯島茜、そして4ストローク差に怖い存在の全美貞がおり、1アンダーから5アンダーまでの選手で誰が勝つかわからない、非常に楽しみな最終日となります。(2007.11.10)

Final Round

劇的なプレーオフで北田瑠衣が優勝しました。
やはり勝負のポイントは、16、17、18番の上がりの3ホールが鍵を握っていたのではないでしょうか?
17番(PAR3)で2打差リードしながらプレッシャーのかかった佐伯三貴が、ティショットを右のバンカーへいれてボギー。その後、佐伯は18番(PAR4)の2ndショットを池に入れながら、距離のあるパットを入れてのナイスボギーとし通算5アンダーでホールアウト。その18番で佐伯は1ストローク差に縮まり、プレッシャーの掛かるなか、ピンをきちっと狙って打っていけないという部分があった訳(結果的には池に入れてしまいますが)で、勝負の難しさというのをすごく分かったポイントでした。
最終組でプレーをしていた北田瑠衣と茂木宏美が17番をともにパーで無難に通過して、プレーオフに残り、2ホール目で北田が劇的な優勝となりました。
やはり勝負どころでは絶対にボギーを打ってはいけないという事がはっきりとわかった気がします。しかしながら、プレーオフを戦った佐伯、茂木の両選手の健闘を称えたいと思います。

いずれにしても、北田瑠衣が2年半ぶりの劇的な優勝ということで大変盛り上がった伊藤園レディスでした。(2007.11.11)

2007年チャリティ報告

株式会社伊藤園(社長:本庄八郎、本社:東京都渋谷区)は、2007年11月に開催した伊藤園レディスゴルフトーナメントの入場料等の収入を全額、千葉県の社会福祉事業にチャリティしました。 伊藤園レディスゴルフトーナメントは社団法人日本女子プロゴルフ協会の公認競技で、1985年に始まりました。1994年からは会場を千葉県長南町のグレートアイランド倶楽部に移し、通算 23回を数えます。開催当初から毎年、チャリティを通して社会貢献活動を行ってまいりましたが、2003年からボランティア主体の運営を目指し『伊藤園グリーンクラブ』を組織化した際、ボランティアの方々が着用するウエアも有料にしてその代金をチャリティの原資に組み入れ、増大を図りました。さらに2006年からは、ギャラリーの方々からの入場料も全額、千葉県の社会福祉事業にチャリティすることにしました。 これにより、ギャラリーの方も観戦に訪れることが結果的に社会貢献に繋がります。 2006年度は「千葉県こども病院」、「千葉県長南町」、「千葉県社会福祉協議会」にそれぞれチャリティしましたが、この度、 2007年度分を下記の通り『伊藤園グリーンクラブ』名で実施しましたので、ご報告いたします。

収入の内訳

入場料収入 5,294,512円
グッズ販売 501,905円
チャリティ募金 249,569円
合 計 6,045,986円

チャリティの内訳

千葉県長南町 防災車 兼 防犯パトロール車 2,064,680円
千葉県袖ケ浦福祉センター システムプール 1,607,340円
千葉県こども病院 パルスオキシメーター 1,499,872円
社会福祉法人 嬉泉 3原色貼り絵 1,000,000円
合 計 6,171,892円

※消費税抜き

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