伊藤園レディス最終成績
順位 |
スコア |
名前 |
合計 |
1R |
2R |
3R |
ポイント |
賞金額 |
優勝 |
-12 |
山下 美夢有 |
204 |
66 |
67 |
671 |
200.00pt |
¥18,000,000 |
2 |
-11 |
岸部 桃子 |
205 |
69 |
65 |
71 |
120.00pt |
¥8,800,000 |
3 |
-10 |
上田 桃子 |
206 |
67 |
64 |
75 |
90.00pt |
¥7,000,000 |
4 |
-9 |
稲見 萌寧 |
207 |
69 |
69 |
69 |
70.00pt |
¥6,000,000 |
5T |
-8 |
上野 菜々子 |
208 |
72 |
66 |
70 |
57.50pt |
¥4,500,000 |
5T |
-8 |
川﨑 春花 |
208 |
69 |
67 |
72 |
57.50pt |
¥4,500,000 |
7T |
-7 |
イ ミニョン |
209 |
68 |
71 |
70 |
45.50pt |
¥2,750,000 |
7T |
-7 |
李 知姫 |
209 |
68 |
71 |
70 |
45.50pt |
¥2,750,000 |
7T |
-7 |
原 英莉花 |
209 |
69 |
70 |
70 |
45.50pt |
¥2,750,000 |
7T |
-7 |
西郷 真央 |
209 |
68 |
69 |
72 |
45.50pt |
¥2,750,000 |
戸張捷ゼネラルプロデューサーのラウンド解説
1st Round ~1日目を終えて~
伊藤園レディス初日が終わりました。
今週は大変良いお天気に恵まれています。月曜日に行われた主催者推薦選考会は7名(プロ3名、アマチュア4名)が通過し本戦への出場を決めました。
<主催者推薦選考会結果>
1位タイ 5アンダー / @吉澤 柚月、泉田 琴菜
3位タイ 4アンダー / @森本 天、新垣 比菜
5位タイ 3アンダー / @伊藤 二花、淺井 咲希、@左 奈々
アマチュア選手はこの4名に加えて全米女子アマを制している馬場咲希も出場をします。その馬場の初日の結果は、3アンダーでトップと3ストローク差の13位タイとなりました。
今回、1番注目されているポイントは、メルセデスランキングです。山下 美夢有が伊藤園レディスで優勝し、ランキング2位の西郷 真央が4位以下になると、山下 美夢有がメルセデスランキングポイントトップの座を手にすることになります。メルセデスランキングトップになると、4年間のシード権を獲得。また、今年はメジャートーナメントで1勝しているので1年間のシード権獲得を合わせて、合計5年間のシード権を獲得することになります。そうなると、例えば来年はアメリカツアーに参戦し、その次の年に国内でシードを行使するなど、アメリカツアー挑戦への可能性が広がります。
5アンダーの2位で続いているのが今年2勝を挙げているメルセデスランキング4位の西村 優菜と今年1勝を上げているメルセデスランキング12位の上田 桃子です。
最終組から一つ前の組は興味深い組で、メルセデスランキング70位の吉本 ひかる、84位の柏原 明日架、36位の福田 真未となっており、吉本、柏原がシード権獲得を狙うには、この伊藤園レディスで上位に食い込み、1ポイントでも多くのメルセデスポイントを取っておきたいところです。
その前の組ではメルセデスランキング25位のイ ミニョン、86位の李 知姫、17位の菊地 絵理香が続いています。そしてさらに前の組では、ポイントランキング9位堀 琴音8位菅沼 菜々、2位西郷 真央がいて優勝争いにどれだけ食い込んでくるかも注目されます。
アマチュアの馬場が良い位置にいるので、アマチュア規定について少し触れておきます。例えば、馬場が優勝することになっても、アマチュア規定により優勝賞金は貰えず、その次点にいる2位のプロの選手が優勝賞金に相当する金額を受け取れることになります。私は、アマチュアが優勝賞金を受け取れない代わりに、大会側がその優勝賞金をチャリティとして寄付するなど、アマチュアが優勝した場合の賞金の使い方を将来的に少しずつ変えた方が良いと思っています。
副賞に関して、「ホールインワン賞」はアマチュアが取っても、これは偶然性の高いことになるのでそのまま獲得出来ます。ただし、それ以外の副賞、例えば、今大会15番ホールに設定されている賞金50万円の「イーグル賞」は、50万円全部獲得することは出来ずに10万円までの獲得となります。つまりアマチュアは一つのトーナメントで獲得することが出来る、全ての賞金(賞品の相当額)が10万円までと決められているからです。
トーナメントのTV放送は、
◆11月12日(土) 14:30~15:25 テレビ朝日系列24局ネット(生中継)
◆11月13日(日) 16:00~17:25 テレビ朝日系列24局ネット(VTR)
となっていて、解説の塩谷プロと一緒に出演します。
大会初日となる本日は、2,300名を越えるギャラリーの皆様にお越し頂きました。
明日以降も白熱する戦いをお楽しみください。
2nd Round ~2日目を終えて~
第38回伊藤園レディスの2日目が終わりました。
単独トップは13アンダーで上田桃子。最終18番のセカンドショットはピンまで約20㎝につけるスーパーショットでバーディフィニッシュとなりました。2週間前のトーナメントで11年振りに優勝したベテラン金田久美子のようにまたもベテラン勢が続くか、好調を保ったまま明日の最終日を迎えます。2位11アンダーにはメルセデスランキング1位の山下美夢有が続いています。
一方で気になるシード権争いですが、メルセデスランキング45位の岸部桃子が10アンダーの単独3位にいます。1ポイントでも多く加算して、シード権を確実なものにしたいところです。メルセデスランキング59位の内田ことこ、60位の上野菜々子、40位の尾関彩美悠が6アンダーで10位タイにいますので、こちらも順位を落とさずポイントを獲得していきたいところです。
現在メルセデスランキング47位の穴井詩、48位の金澤志奈、49位の小倉彩愛、50位の川岸史果、52位の河本結は残念ながら予選落ちとなってしまい、来週のトーナメント1試合にすべてを懸けることになります。
アマチュアで予選を通過した馬場咲希は、最終日に8時34分にセキユウティン、原英莉花とスタートしていきます。そして優勝争いの最終組は9時40分に岸部桃子、山下美夢有、上田桃子がスタートします。最終組の一つ前で回る川﨑春花が5打差ありますが、前半9ホールで勢いに乗るともしかすると優勝争いに食い込んでくる可能性は十分にあります。
シーズンの終盤になるトーナメントはメルセデスランキングの年間女王争い、シード権争いなどの話題が注目されます。
緑の芝と紅葉のコントラストが綺麗なグレートアイランド倶楽部で、繰り広げられる女子プロ達の熱い最終日の戦いをご期待ください。
Final Round ~最終日を終えて~
朝は晴れていたのですが、次第に風が強くなり、時折雨が降るなど選手にはタフなコンディションの最終日となりました。
結果は山下美夢有が12アンダーで逆転優勝、年間ポイントランキング2位の西郷真央を引き離し年間女王を確定させました。注目された最終組は前半9ホールを山下美夢有と上田桃子がパープレー。岸部桃子が5番と7番でスコアを伸ばし12アンダーでハーフターン。上田桃子は12番でボギー、16番で痛恨のダブルボギーで脱落。岸部桃子は後半1つスコアを落としたものの、11アンダーで最終ホールに入ります。山下美夢有はパッティングに苦しみながらも、15番でようやくバーディを取り、岸部と並んで12アンダ―で最終ホールに入ります。難しい最終18番。山下は長い距離のバーディパットが3mショート、外すと先に11アンダーでホールアウトしている岸部とのプレーオフ。山下の最後の3mのパーパットは見事にカップイン。今シーズン4勝目を飾りました。
そして、注目のシード権争いは、2位でフィニッシュした岸部桃子が、45位から38位までランキングを上げ来年のシード権を確定させました。ランキング60位だった上野菜々子は8アンダー5位タイでフィニッシュし、53位まで上げてきました。次週のトーナメントに勢いがつきました。
最終日の結果を見ると、やはりランキング上位の実力者が揃っています。昨年賞金ランキング1位の稲見萌寧が4位、今年初優勝含め年間2勝のランキング15位の川﨑春花が5位タイ、ベテラン李知姫が2番でホールインワンを達成して7位タイ、原英莉花も7位タイ、西郷真央は最終日パープレーで回って踏ん張りましたが年間女王争いまで一歩及ばず7位タイでフィニッシュとなりました。
38回大会を迎えた伊藤園レディスは今年も無事に終了しました。
アマチュアの馬場咲希はベストアマを獲得。素晴らしい大会になりました。これも、トーナメントをサポートしてくれるボランティア「伊藤園グリーンクラブ」の皆様や多くの人達のおかげと感謝しています。
また、来年の大会を楽しみにして下さい。ありがとうございました。