伊藤園レディス最終成績
POS |
PLAYER |
SCORE |
1R |
2R |
3R |
TOTAL |
POINT |
PRIZE |
優勝 |
西郷 真央 |
-16 |
69 |
63 |
68 |
200 |
200.00pt |
¥18,000,000 |
2 |
木村 彩子 |
-13 |
69 |
67 |
67 |
203 |
120.00pt |
¥8,800,000 |
3T |
吉田 優利 |
-12 |
70 |
67 |
67 |
204 |
68.75pt |
¥5,500,000 |
3T |
リ ハナ |
-12 |
70 |
66 |
68 |
204 |
68.75pt |
¥5,500,000 |
3T |
蛭田 みな美 |
-12 |
66 |
69 |
69 |
204 |
68.75pt |
¥5,500,000 |
3T |
鈴木 愛 |
-12 |
69 |
65 |
70 |
204 |
68.75pt |
¥5,500,000 |
7T |
森田 遥 |
-11 |
69 |
68 |
68 |
205 |
47.00pt |
¥3,000,000 |
7T |
ささき しょうこ |
-11 |
69 |
67 |
69 |
205 |
47.00pt |
¥3,000,000 |
7T |
小祝 さくら |
-11 |
66 |
68 |
71 |
205 |
47.00pt |
¥3,000,000 |
10T |
仁井 優花 |
-9 |
70 |
69 |
68 |
207 |
35.17pt |
¥1,776,000 |
戸張捷ゼネラルプロデューサーのラウンド解説
1st Round ~1日目を終えて~
第39回 伊藤園レディスゴルフトーナメントの1st Roundが終わりました。
7:40に第1組がスタートした頃は、いい天気でしたが11:00頃にかけ雨雲が空を覆い全組ホールアウトまで弱い雨が降り続きました。
初日の成績で注目される選手は、原英莉花がイーブンパーの72。18番最終ホールでバーディを取り良い流れで2日目に臨めそうです。
今シーズン2勝を挙げている菅沼奈々は1アンダーの71で47位タイ。もう少し頑張っていきたいところです。
伊藤園所属の大里桃子も1アンダーの71、山下美夢有もメルセデス・ランキング1位ですがパットのタッチが合わず2アンダーの70、トップの三ケ島かなとは6ストローク差になっています。2日目以降どれだけ巻き返せるかにも注目されます。
吉田優利は2アンダーの70で、明日は山下美優有と上田桃子の組み合わせで7:50にスタートします。前週のTOTOジャパンクラシックで優勝した稲見萌寧は3アンダーの69、2日目の組み合わせは西郷真央と今シーズン4勝を挙げている櫻井心那と同じ組でのラウンドとなります。稲見も好調ですが、初日はパットがいまいちでしたので、どう立て直してくるかも楽しみなところです。
アマチュア勢も頑張っています、3アンダーの69に左奈々、中嶋月葉は4アンダーの68で回っており、11位タイは見事です。
そして、単独トップの8アンダーの64には三ヶ島かな、メルセデス・ランキング67位にいるので、このまま上位争いをしたいところです。2位には7アンダーの65には岩井明愛、3位タイ6アンダーの66にはCAT Ladiesで優勝して蛭田みな美のこの3名が最終組となっています。
最終組の一つ前には小祝さくらとペソンウが6アンダーの66、メルセデス・ランキング56位の鶴岡果恋も6アンダーの66でのラウンドになります。
明日の2日目ですが、深夜までに雨は止む予報が出ています。秋めいた終盤戦の見ごたえのあるトーナメントになると思いますので、明日を楽しみにしてください。
(2023.11.10)
2nd Round ~2日目を終えて~
第39回 伊藤園レディスゴルフトーナメントの2nd Roundが終わりました。
明日、最終日は7:45に大出瑞月、神谷そら、堀琴音の3選手がアウトコースからトップスタートです。スコアがトータル5アンダーでもトップスタートなので、今年はスコアが少し出ています。
その次の組は、7:56スタートで伊藤園所属の濱田茉優、藤田さいき、イ ミニョンです。8:07スタートには、木下彩、山下美夢有、仁井優花となっていて、山下美夢有は、メルセデス・ランキングトップにいます。今週欠場している申ジエとはわずか約2ポイント差となっているので、少しでも多くのポイントをこの伊藤園レディスで獲得しておきたいところです。
8:29スタートには、新垣比菜がいます、2nd Roundの12番par3でホールインワンを達成しました。166ydを6番アイアンでした。ホールインワン賞として、賞金50万円がチチヤス株式会社から贈られることになりました。
そして8:40スタートには、トータル7アンダーでアマチュアの中嶋月葉がいます。アマチュアの地元の大会では、優勝をした経歴がありますが、トーナメントではまだ活躍した実績がありません。距離も出る大型選手なので、今後が非常に楽しみです。
9:13スタートには、ささき しょうこ、三菱電機レディスで初優勝したリハナ、CAT Ladiesで初優勝した蛭田みな美の組も楽しみです。
9:24スタートには、ペソンウ、イナリ、三ケ島かな。イナリはメルセデス・ランキング69位、三ケ島かなは67位とシード権獲得に向けて、少しでも多くポイントを取っていきたいところです。
そして9:35スタートの最終組には、小祝さくら、鈴木愛、西郷真央がいます。小祝は、最終ホールをバーディフィニッシュし最終日に勢いを繋げたいところ、鈴木愛は今シーズン1勝していて2勝目が欲しいところ、西郷真央はこの日トーナメントレコードタイの9アンダー63ストロークを出し、トータル12アンダーで単独トップです。永井花奈も同じスコアでトーナメントレコードタイとなっています。
インコーススタートには、8:18で岩井千怜、原英莉花、脇元華となり、ゴルフファンの楽しめる組み合わせでこちらも注目されます。
明日のTV放送は、テレビ朝日で16:00~17:25で放送しますので、会場にお越しになれない皆さんは是非テレビの前で観戦して頂ければと思います。
(2023.11.11)
Final Round ~最終日を終えて~
今年の伊藤園レディスは、西郷真央が1年半振りの優勝で幕を閉じました。
西郷真央は、2022年の前半戦だけで初優勝を含む5勝を挙げました。それから1年半の間不調の時があり、あと少しで優勝に絡むときもありましたが苦しい時期が続きました。
表彰式の前の優勝スピーチでは、「ゴルフを辞めたいと思った時期もありました。でもその時に、友人だったりコーチだったり家族の支えがあったお陰で続けて来れました。しかも地元の千葉県のファンの前で勝てたのは、ほんとに嬉しかったと」声を詰まらして私のインタビューに答えていて感動的な優勝者のスピーチでした。
毎年、シーズン終盤の伊藤園レディスで優勝すると、そのまま年間女王になったり、メルセデス・ランキングのポイントを多く獲得してシード権争いの50位内に入ったりする大会ですが、今回はそれとは違った意味で、西郷真央の優勝が「勝負に生きる選手のあり方」みたいなことを感じさせてくれる大変良いトーナメントだったと思います。
それともう一つ、17番で鈴木愛の見せた意地のショットというのがありました。トップと3ストローク差で残り2ホールでピンをデットに攻めていってバーディを取らないと追いつく事が出来ない状況で、失敗を恐れず攻めていったショットもとても印象的でした。結果的には左の池に落ちボギーとしましたが、土壇場で見せた勝負の意地が周りで見ていたギャラリーの皆さんにも感動を与えたのではないかと思います。また何度も見せたパットの上手さも最終日を盛り上げてくれました。
西郷真央は、2日目にはトーナメントレコードタイの9アンダー63ストロークの素晴らしいスコアを出し、そして優勝という形で締めくくり彼女にとって大きな自信となりました。
毎年、伊藤園レディスは年間女王が生まれたり、話題性のある印象的なチャンピオンが生まれる大会ですが、今年は最後に感動的な優勝が、皆さんの印象に残った大会になったと思います。来年またどんなチャンピオンが生まれるか、今から楽しみです。
(2023.11.12)