ニュースリリース

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2018年9月6日

ヒトを対象とした臨床研究実施

黒酢飲料の継続摂取が運動後の疲労感を軽減することを確認

 

株式会社伊藤園(社長:本庄大介 本社:東京都渋谷区)は、黒酢飲料の継続摂取が運動後の疲労感を軽減することを、ヒトを対象とした臨床試験で確認しました。また、この試験結果の詳細を、9月7日(金)から福井県福井市で開催される「第73回日本体力医学会大会」で発表いたします。

○黒酢の摂取による疲労感軽減効果を科学的に検証
黒酢をはじめとした“お酢”は、伝統的な発酵食品であり、調味料として様々な料理に用いられています。近年、その健康価値に関心が高まり、特に日常生活や運動後などの疲労感を軽減したい方々に好んでお酢が飲用されるなど、飲料として希釈して飲まれるようになってきました。

しかしながら、お酢の摂取が疲労感軽減に効果があるか、科学的な検証例は十分ではありません。そこで当社は、試験飲料(黒酢配合飲料)を用いて、その中の酢酸が運動後の疲労感軽減に有効か科学的な検証を行う臨床試験を実施しました。

○黒酢配合飲料の7日間継続摂取により、運動後の身体的疲労感が軽減することを確認
臨床試験の結果、試験飲料の7日間継続摂取により、身体的疲労感が運動30分後と就寝前で、プラセボ(※)飲料に比べて有意に減少しました(下図を参照)。また興味深いことに、評価項目の一つである“肩こり”に関しても、就寝前と翌日起床時において軽減しており、試験飲料の寄与が示唆されました。 

試験飲料に配合した酢酸量は、大さじ約1杯分(約15cc)の黒酢に相当し、多くの方に無理なく摂取していただける量であるため、健康維持にお役立ていただけるものと期待しています。当社は今後、今回確認された疲労感軽減効果のメカニズムに関する研究をさらに進めるとともに、黒酢飲料や果実酢飲料の健康価値の解明、およびその活用方法に関する様々な提案を行ってまいります。



臨床試験の方法について
酢飲料中の酢酸が運動後の疲労感にどのような影響を及ぼすか、プラセボ飲料を対照とした無作為化二重盲検二群交差比較試験により検証しました。

試験対象者として、過去1年間に、習慣的な運動を実施しておらず、日常的に酢飲料を摂取していない、30歳以上45歳以下の健常な男女26名を選抜しました。試験飲料は、黒酢を用いて酢酸量が660 mgとなるよう黒酢配合飲料を作成しました。プラセボ飲料は、酢酸を減圧除去した黒酢等を用いて、酢酸量を60mgに調整したものを用いました。これら飲料を1日1本(200ml)7日間毎日摂取して、7日目に自転車エルゴメーターによる運動負荷試験を実施しました。これにより高まった疲労感が翌日にかけて、どのように回復するか調査しました。

評価項目として、身体的疲労感、身体のだるさ、足の筋肉の疲労感、足の筋肉痛、肩のこり、精神的疲労感、爽快感、活力、の8項目を、ビジュアルアナログスケール(VAS:Visual Analogue Scale)を用いて、運動直後、運動30分後、運動60分後、就寝前、翌日起床時に評価しました。 

以上の結果から、酢酸660 mgを含有する黒酢配合飲料を7日間継続摂取することにより、運動後の身体的な疲労感が軽減することが確認されました。

(※)プラセボ
一般に偽薬(ぎやく)と訳されています。本臨床試験では、外観や風味を試験飲料と同等にしたものを用いています。

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