コンプライアンス

「コンプライアンス企業・伊藤園グループ」の実現に向け努めてまいります。

伊藤園は、2004年5月1日に「コンプライアンス委員会」及び「コンプライアンス室」を新設し、「法令遵守」を経営の基本方針に掲げ、「コンプライアンス企業・伊藤園グループ」の確立をめざすことを宣言しました。

伊藤園グループ行動規範

伊藤園グループは、法令、基本綱領、社内規程、社会規範、企業倫理などの遵守を徹底し、公正・誠実な競争による事業活動を推進するとともに、生活者の視点と立場を重視して事業活動を行っています。
その実践に向け、「お客様第一主義」を具体化した「伊藤園グループ行動規範」の徹底がコンプライアンスの基本と認識し、グループとして意識の浸透を図っています。
伊藤園グループ行動規範は、お客様第一主義に基づく各種方針・宣言等と連携し、事業活動を正しく行うための会社の考え方(基本方針)と、そこに働くすべての人がどのように行動すべきか(行動基準)を示しています。
また、全社員を対象に、「社是」を具体化した“5つの観点”から一人ひとりの「行動チェックポイント」を定め、日ごろの活動の中で留意するとともに、定期的な教育などを通じ周知しています。

コンプライアンス体制の
確立

伊藤園グループは、コンプライアンスの徹底を図るため、取締役の中からコンプライアンス担当役員を任命し、お客様第一主義の経営理念のもと、「コンプライアンス企業・伊藤園グループ」としての企業文化の醸成を図っています。
2004年に取締役会の諮問機関であるコンプライアンス委員会およびコンプライアンス室を設置し、重大事案が発生した場合には、迅速に対応策を検討し、実施する体制を確立しています。2023年度はコンプライアンス委員会を4回開催しました。
さらに、各部署・拠点に「推進責任者」を、全国の営業本部および地区には「コンプライアンスリーダー」(営業・生産部門の管理部署の課長職以上)を配置しています。各部門が連携してコンプライアンス違反の予防や再発防止に取組んでいます。

コンプライアンス体制組織図

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グループ
コンプライアンスの強化

伊藤園グループは、コンプライアンスに関する連絡・情報共有・意見交換等のための仕組みとして、「コンプライアンス推進担当者」を国内・海外グループ企業に配置し、国内においては定期的に「グループ企業コンプライアンス連絡会」を開催しています。

内部通報制度

伊藤園グループは、内部通報の受理窓口として、お客様を含めて誰もが利用できる「企業倫理ホットライン」を設け、労働環境、人権侵害、贈収賄、資金洗浄、横領、司法妨害等のあらゆる腐敗防止を含めた諸事案の早期発見と解決に向けて社内・社外からの通報、相談、質問等を受け付けています。また、ハラスメント(パワーハラスメント、セクシュアルハラスメント、妊娠/出産、育児/介護休業等、あらゆるハラスメント)、職場環境や人間関係等の相談も受け付けています。さらに2023年度からは海外グループ企業を対象とした内部通報制度「グローバルホットライン」も開始しています。
通報等の方法は以下のとおりです。

(1)口頭(2)郵便(3)電話(4)電子メール(5)FAX送信

通報者等は実名を用いることを原則としていますが、匿名での通報も受け付けています。(その場合、調査・対応が十分に行えない可能性があることも併せて周知しています。)通報、相談した事を理由に不利益な扱いを受ける事はありません。公益通報者保護法に基づき、通報情報は受付窓口関係者以外は秘匿とし、対応に必要な場合は本人の承認を得ます。これにより、通報者の匿名性を確保しています。 内部通報などで把握した事案は、コンプライアンス担当役員に報告し、状況に応じて顧問弁護士などと連携を取り慎重に対応しています。

コンプライアンス教育の推進

伊藤園グループは、コンプライアンス全般の意識を高めるため、全役員および社員を対象にコンプライアンス教育・研修を計画的に実施するなど、 全社的にコンプライアンスの浸透を図っています。2023年度は、コンプライアンスに関する基礎知識や法令遵守、職域の問題の未然防止について、教育・啓発を実施しました。
また強化施策として、「コンプライアンス強化推進月間」を年に2回実施し、e-ラーニング等による教育、コンプライアンス携帯カードの配布、啓発ポスターの掲示等の施策を通してコンプライアンスの理解を深め、不正やハラスメントのない「みんなが気持ちよく働ける職場づくり」に取り組んでいます。

コンプライアンス違反への厳正な対処

コンプライアンス違反が発生した場合は、正確な事実関係の把握と真因の究明に努めたうえで、事実を真摯に受け止め、再発防止策の徹底、違反した社員に対し適正な処分などを行い、厳正に対処します。

サステナビリティデータ(労働慣行・コンプライアンス)

関連当事者間の取引

伊藤園がその役員や主要株主等との取引を行う場合には、競業取引および利益相反取引など、当該取引が当社および株主共同の利益等を害することが無いよう、取引条件が一般の取引と同様であることが明白な場合を除き、当該取引についてあらかじめ取締役会に付議し、その承認を得るものとしています。

腐敗防止

贈収賄、資金洗浄、横領、司法妨害等、いかなる相手に対する、いかなる形態の腐敗・不正行為も容認しません。政治家、公務員とは公正かつ透明性のある関係を保ち、政治献金や利益供与など、贈収賄、腐敗防止に関する法令・規範を遵守します。