株式会社伊藤園(社長:本庄大介 本社:東京都渋谷区)は、株式会社JR東日本リテールネット(社長:大和田徹 本社:東京都新宿区)と共同で、お茶(緑茶)の渋味の主成分であるカテキン(※1)を用いて染色した抗菌・防臭効果のある「今治タオル(※2)ハンカチ(カテキン染め)」を開発いたしました。
当社は従来より、製品開発コンセプトである自然・健康・安全に沿って「お茶をお客さまの身近な製品へ活用する」をテーマにカテキン染め繊維製品を開発しています。
今回、JR東日本リテールネットの経営理念である「お客さまに満足していただけるより良い商品と心温まるサービスを提供」と志を共に、お客様に人気の商品“タオルハンカチ”を題材に、優れた抗菌・防臭効果、天然染料カテキンによる安全性、使い始めからの高い吸水性の機能を持つ「今治タオルハンカチ(カテキン染め)」を共同開発しました。
この「今治タオルハンカチ(カテキン染め)」(全3種類)は、5月30日(火)より株式会社JR東日本リテールネットが運営するJR東日本エリアの「NewDays」「NewDaysKIOSK」「KIOSK」にて販売いたします(一部店舗を除く)。
今後とも、当社は身近な茶配合製品の研究開発に積極的に取り組み、製品を活用していただくことで、お茶とともに楽しい生活をお客さまに提供してまいります。
≪商品概要≫
商品名 | 今治タオルハンカチ(カテキン染め) |
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売価 | 560円(税込) |
発売日 | 5月30日(火) |
販売箇所 | JR東日本エリアのNewDays・NewDaysKIOSK・KIOSK
*一部取扱いのない店舗もございますので、ご了承ください。 |
(※1) 繊維の安全性の世界基準である「エコテックススタンダード100」の認可を受けた茶カテキンを使用。カテキンはポリフェノールの一種で、昔からタンニンと呼ばれてきた緑茶の渋味の主成分です。カテキンの語源は、インド産のアカシア・カテキュー(マメ科アカシア属の低木)の樹液から採れる“カテキュー”に由来しています。このカテキンの健康性が近年クローズアップされています。
(※2) 120年のタオル産業の歴史を持つ愛媛県今治市のタオルブランド。伝統的な製造技術と最新技術を巧みに融合させながら、使い心地を重視したタオルをはじめ、ファッション・インテリア界にも豊富なタオル(パイル)アイテムを提供しています。今治タオルの品質基準は、タオル片が水中に沈み始めるまでに要する時間(沈降法)が5秒以内。洗わなくても使い始めから水を吸うタオルと定めています。
【参考資料】
≪「今治タオルハンカチ(カテキン染め)」の吸水性の評価結果≫
(一般社団法人日本タオル検査協会 中四国検査所にて測定)
沈降し始めるまでの時間(秒) | |
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未洗濯 | 1 |
3回洗濯後 | 2 |
評価方法:1cm×1cmにカットした今治タオルハンカチ(カテキン染め)を水中に浮かべて沈降し始めるまでの時間を測定し吸水性を評価しました(JIS-L1907/沈降法)。
≪今治タオルハンカチ(カテキン染め)の抗菌・防臭試験結果≫
(一般財団法人カケンテストセンターにて測定)
抗菌活性値
抗菌活性値2.2以上で抗菌防臭効果有りと判定 |
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今治タオルハンカチ(カテキン染め)
(グリーン) |
原品 | 3.0 |
洗濯10回 | 3.5 | |
今治タオルハンカチ(カテキン染め)
(イエロー) |
原品 | 3.3 |
洗濯10回 | 3.5 | |
今治タオルハンカチ(カテキン染め)
(ベージュ) |
原品 | 3.1 |
洗濯10回 | 2.5 |
試験方法:菌液(黄色ブドウ球菌)を接種した今治タオルハンカチ(カテキン染め)と綿標準布を37℃で18時間培養した後に生菌数を測定し、下記計算式で抗菌活性値を算出しました。また、10回洗濯した今治タオルハンカチ(カテキン染め)に関しても同様に抗菌活性値を算出しました(JIS L 1902:2015 菌液吸収法)。
抗菌活性値=(log Ct - log C0 )- (log Tt - log T0) ≧ 2.2
Ct:18時間培養後の綿標準布の生菌数
C0:接種直後の綿標準布の生菌数
Tt:18時間培養後の「今治タオルハンカチ(カテキン染め)」の生菌数
T0:接種直後の「今治タオルハンカチ(カテキン染め)」の生菌数