「第二十九回伊藤園お~いお茶新俳句大賞」を、11月3日(金・祝)より募集開始

2,000名の入賞作品を「お~いお茶」のパッケージに掲載

株式会社伊藤園(社長:本庄大介 本社:東京都渋谷区)は、第二十九回伊藤園お~いお茶新俳句大賞の作品募集を2017年11月3日(金・祝)より開始いたします。締切は2018年2月28日(当日消印有効)です。

2,000名様の入賞者には、受賞作品を「お~いお茶」シリーズのパッケージに掲載しプレゼントするほか、最高位の文部科学大臣賞1名様に賞金50万円、各部門の大賞6名様に賞金20万円を進呈いたします。

当コンテストは「お~いお茶」を発売した1989年に約4万句の応募からスタートしました。これまでの累計応募総数が3,000万句を超える応募作品数日本一の俳句コンテストです。

応募テーマは自由。感じたことや思ったことを、季語や定型にこだわることなく、五・七・五のリズムにのせてのびのびと表現していただき、どなたでも自由な発想でご応募いただけます。部門は、「小学生の部(幼児含む)」「中学生の部」「高校生の部」「一般の部A(40歳未満)」「一般の部B(40歳以上)および 「英語俳句の部」の計6部門です。

審査員には、広く新しい視点での俳句を選出していただくために、俳句の第一人者に加え、写真、演劇、小説、音楽など様々な分野の方々にお願いしており、俳人の金子兜太(かねことうた)さん、女優の吉行和子(よしゆきかずこ)さん、写真家の浅井愼平(あさいしんぺい)さん、日本語学者の金田一秀穂(きんだいちひでほ)さん、ギタリストの村治佳織(むらじかおり)さん、作家・クリエイターのいとうせいこうさん、作家の宮部(みやべ)みゆきさんなど、各界の第一人者11名をお迎えしております。
※新俳句大賞は国内における俳句創作の公募コンテストとして応募作品数日本一。
(月刊公募ガイド調べ。2017年10月13日現在)

第二十九回伊藤園お~いお茶新俳句大賞 募集要項(要約)

主催
伊藤園新俳句大賞実行委員会

応募部門(6部門)
「小学生の部(幼児含む)」、 「中学生の部」、「高校生の部」、「一般の部A(40歳未満)」、「一般の部B(40歳以上)」、「英語俳句の部」

応募方法
ハガキ、FAX(A4サイズ)、インターネットのいずれかの方法で、日本語、英語を合わせてお一人様6句までご応募いただけます。「応募部門と作品」「郵便番号」「住所」「氏名」「年齢」「電話番号」「Eメールアドレス」「句会・学校名・サークル名(所属している場合のみ)」を明記してご応募ください。
※ハガキの場合は「応募部門と作品」のみを裏面に、その他を表面にご記入ください。

応募宛先
ハガキ :〒102‐8553  東京都千代田区紀尾井町3‐23 「伊藤園お~いお茶新俳句大賞」係
FAX :03‐3263‐5668
インターネット:https://www.itoen.co.jp

応募締切
2018年2月28日(水) 当日消印/送信有効

賞(入賞2,000名様、入選5,000名様 合計7,000名様)
入賞:日本語俳句より文部科学大臣賞1名様(賞金50万円と副賞)、各部門より大賞1名様・計6名様(賞金20万円と副賞)、優秀賞44名様、審査員賞11名様、後援団体賞11名様、都道府県賞240名様、佳作特別賞1,687名様の合計2,000名様の作品を「お~いお茶」のパッケージに掲載いたします。

入選(佳作):部門問わず5,000名様に、入賞入選者7,000名様の作品が掲載された作品集『自由語り』を進呈いたします。

審査員(50音順、敬称略)
日本語俳句:浅井愼平(あさいしんぺい)(写真家)、安西篤(あんざいあつし)(俳人)、いとうせいこう(作家・クリエイター)、金子兜太(かねことうた)(俳人)、金田一秀穂(きんだいちひでほ)(日本語学者)、黒田杏子(くろだももこ)(俳人)、宮部(みやべ)みゆき(作家)、村治佳織(むらじかおり)(ギタリスト)、吉行和子(よしゆきかずこ)(女優)
英語俳句 :エイドリアン・ピニングトン(日本古典文学研究者)、星野恒彦(ほしのつねひこ)(俳人)

発表
伊藤園ホームページなどにて上位入賞作品2,000句を2018年7月7日に発表(予定)。また、応募者には審査結果を7月上旬頃に郵送またはメールにて通知いたします。なお、入賞作品2,000句を2018年秋より「お~いお茶」のパッケージに順次掲載いたします。

お客様からのお問い合わせ先
伊藤園新俳句大賞事務局  電話03‐3264‐4050 10時~18時 (土日祝日・年末年始を除く)

 

第二十八回伊藤園お~いお茶新俳句大賞について(ご参考)

 

●第二十八回応募の部門別応募割合/団体応募学校数
●第二十八回最終審査会&表彰式

●第二十八回英語俳句海外応募国・地域(46の国と地域)

伊藤園お~いお茶新俳句大賞について(ご参考)

企画誕生の背景
伊藤園が世界で初めて緑茶の缶飲料化に成功し、発売5年目にあたる1989(平成元)年は、松尾芭蕉の「奥の細道」300周年ということもあり、俳句が静かなブームを呼んでいました。また前年には俵万智氏の「サラダ記念日」の販売部数が260万部になり、カルチャーセンターでもこの頃から俳句、短歌の人気が高まり、伝統的な短詩形文学の世界に新たな関心が寄せられました。しかし、多くの方々は初心者ということもあって作品発表の機会がほとんどなく、発表したいという想いが強まっていました。そこで日本文化が育んだ緑茶を扱っている伊藤園が、伝統的な日本文化である俳句の一般愛好者に貢献できないか…ということで企画の検討が始まりました。

企画のコンセプト1
俳句は、独自の細かい約束ごと(季語、定型など)が重んじられます。しかし、この約束ごとを満たさなくても素晴らしい句はたくさんあります。約束ごとにとらわれない表現は初心者が取り組みやすいと同時に、ベテランと同じ土俵で「表現力」を競い合うことが出来ます。こうして、創作上の制限をできるだけ省き、五・七・五のリズムで自由に表現する「伊藤園お~いお茶新俳句大賞」が誕生しました。従来の俳句の作風にとらわれず、広く新しい視点で審査を行うために、俳句の第一人者に加え、写真、演劇…といった様々な分野の方々に審査をお願いしております。

企画のコンセプト2
伊藤園の「お~いお茶」は、全国で多くの方々に愛飲されており、そのパッケージは、メディアとしても活用できます。1989(平成元)年に誕生した「お~いお茶」は、いつでもどこでもおいしい緑茶を飲んでいただこうと開発した、伊藤園の日本茶飲料ブランドであり、創作上の制限を設けない「新俳句」は「お~いお茶」にふさわしいものだと考えました。短文表現の発表の場として、自社製品のパッケージを開放することは現代にマッチした新しい文化活動であると考えております。

新俳句大賞の反響と貢献
第一回に41,373句であった応募作品数は、前回までの累計応募総数が3,170万句を超えております。新俳句の大きな特徴の一つに、初めて俳句を創作した方からの応募が多いことが挙げられます。同時にベテラン俳人にとっても、新俳句大賞は、「俳句の新しい楽しみ方ができる場」として定着してきたようです。
第二十八回では、小学校、中学校、高校合わせて約2,600校からご応募頂きました。特に「高校生の部」は、全高校の約5校に1校に相当する993校より参加いただきました。教育現場からは、国語だけでなく英語の授業でも新俳句大賞の活用ケースが増え、「英語俳句の部」には、過去最多の18,248句のご応募をいただきました。
さらに「お~いお茶」は、日本のみならず世界の方々に愛飲されております。新俳句大賞への海外からの応募は累計81カ国に及び、“HAIKU”としても注目されています。今後、世界のティーカンパニーを目指す伊藤園は、海外において日本の伝統飲料・緑茶の発展と、同じく日本の伝統文化である俳句を通して日本文化を守り、広く社会につたえていきたいと考えております。


第二十八回の文部科学大臣賞受賞作品が掲載された「お~いお茶 緑茶」

伊藤園お~いお茶新俳句大賞は、日本文化の魅力を発信するとともに、2020年 以降を見据えたレガシー創出のための文化プログラム「beyond2020プログラム」として、認証をいただきました