アピカ株式会社と共同で「茶殻配合紙ノート」を開発

消臭効果のある茶殻配合紙(厚紙)を使用 「お~いお茶」525mlペットボトル約2本分の茶殻を使用した茶殻リサイクル製品

株式会社伊藤園(社長:本庄大介 本社:東京都渋谷区)は、当社独自の「茶殻リサイクルシステム」を活用し、文具紙製品総合メーカーのアピカ株式会社(社長:道姓文達 本社:埼玉県越谷市)と共同で消臭効果のある茶殻配合紙(厚紙)を使用した文具紙製品「茶殻配合紙ノート」を開発しました。緑茶の力で消臭できるパックノート「茶殻配合紙ノート 5色組」として、アピカ株式会社より12月中旬から全国で発売いたします。

▼茶殻配合紙(厚紙)
茶殻配合紙(厚紙)は三層構造で、二層目(真ん中の層)に「お~いお茶」の茶殻をリサイクルした原料を使用しているため、紙原料(パルプ)の使用量削減に貢献しています。また、厚紙の構造上、茶殻リサイクル製品の特徴であるお茶の香りが殆どしないという懸念がありました。そこで、紙原料と茶殻の配合を調整することで、消臭効果があり、ほのかにお茶の香りがする茶殻配合紙(厚紙)の開発に成功しました。

▼茶殻配合紙ノート
茶殻配合紙(厚紙)を表紙と裏表紙に使用した「茶殻配合紙ノート」は、緑茶成分由来の消臭効果があるため、学習帳から日常生活まで幅広く使用できる、ほのかにお茶の香りがするノートです。1冊あたり「お~いお茶」525mlペットボトル約2本分の茶殻をリサイクルしております。そのため環境教育に使用する学習用品としてもオススメです。

当社では「お~いお茶」をはじめとする日本茶飲料の販売拡大に伴い、製造過程で排出される茶殻の量も年々増加しています(2016年度の排出量は約59,600トン)。そうした中、茶殻を原材料の一部に使用し、畳や建材、樹脂製品、さらには「お~いお茶」のペットボトル用段ボールまで、これまでに約100種類の茶殻リサイクル製品を開発しており、独自の技術「茶殻リサイクルシステム」を確立しています。

今後も、「茶殻リサイクルシステム」のコンセプトである「お茶をお客様の身近な製品へ活用する」という考えのもと、身近な茶殻配合製品の研究開発に積極的に取り組み、「茶畑から茶殻まで」の一貫した環境経営を行うことで、本業を通じた社会貢献活動の輪をより一層広げてまいります。

▼アピカ株式会社
1916年に日本ノート製造株式会社として誕生し、2016年をもって創業100周年を迎えました。「1.教育と文化への貢献」「2.環境・社会との共生」「3.新しい価値の創造」という企業理念のもと文具紙製品総合メーカーとして、学習帳・ノート等の学用品を中心に、事務用品・日用品等、幅広い分野に展開しています。また、お客様の多様なニーズや地球規模で高まる環境保全への取り組み等に応えるために、高品質かつ特殊・高機能製品や、再生紙等を主な原材料とした紙製品の開発と販売を行っています。

≪製品概要≫

製品名 パックノート「茶殻配合紙ノート 5色組」
品番 GB54AX5 GB54BX5
規格 セミB5(252×179mm)
罫内容 A罫(7mm)×30行止め罫 B罫(6mm)×35行止め罫
製本 無線綴じ
枚数 26枚
包装/個入数 5色組/32組
JANコード 4970090330829 4970090330843
希望小売価格(税別) 850円

【参考資料】