『第1回 プラチナキャリア・アワード 優秀賞』受賞について

「人生100年時代」を見据えた就業者のキャリア形成に取り組む企業として

株式会社伊藤園(社長:本庄大介 本社:東京都渋谷区)は、5月23日(木)に、株式会社東洋経済新報社主催の「第1回 プラチナキャリア・アワード(以下:本アワード)」において、「優秀賞」を受賞しましたのでお知らせします。


5月23日(木)表彰式の様子(イイノホール&カンファレンスセンター)

本アワードは、人生100年時代を迎える日本の就業者が目指すべきキャリアを“プラチナキャリア”と定義し、その実現のために、「長期的視点」「自律的な学び」「社会への貢献」という特徴を持ったキャリア形成や活躍機会の提供を積極的に志向する企業を応援することを目的に、本年より制定されました。栄えある第1回の本アワード「優秀賞」として、合計152社の応募企業の中から、当社が選定されたものです。

今回の受賞は、「伊藤園大学・大学院」「ティーテイスター制度」をはじめとする社員のキャリア構築につながる独自の取り組みや教育・制度のほか、「茶産地育成事業」といった社会貢献への積極的な姿勢などを高く評価いただいたものです。

1964年の創業から今年で55周年を迎え、今後も永続的な発展を目指す当社は、その根幹となる人材の確保、育成に積極的に取り組んでおります。「人生100年時代」を迎えるにあたって、社員一人ひとりのライフスタイルやライフステージにあった多様な働き方や環境の実現を目指すとともに、社会全体の健全な未来の構築への貢献を目指してまいります。

≪審査委員会による主な授賞理由≫
◆「マネジメント職」と「スペシャリスト職」の複線型人事コース体系を整備していること
◆長期雇用を支える社員の健康とワークライフバランスを考慮していること
◆社員の能力開発・キャリア形成を目的とした「伊藤園大学」「同大学院」を設置し、自律的なキャリア形成を支援していること
◆「茶産地育成事業」など、地域社会に根ざし、自社の事業を通じて社会に貢献していることなど

≪当社代表取締役社長 本庄 大介の受賞コメント≫
この度は『第1回 プラチナキャリア・アワード  優秀賞』を頂戴し、大変ありがたく、光栄に思います。
当社は創業以来「人を人として遇する」という理念の下、誰にでも平等にチャンスが与えられ、社員一人ひとりがいきいきと働くことができるキャリアや環境を実現するための制度導入や教育に積極的に取り組んでまいりました。
これからも「人生100年時代」に向けて求められる多様性を尊重・活用しながら、当社の永続的な成長とともに、持続可能な社会の実現に貢献できる企業であり続けられるよう、努めてまいります。

<当社の社員キャリア形成等の取り組みについて>
当社では「人は成長し続けることができる」という考えのもと、60歳の定年まで、「昇格」「昇進」「賃金」等に制約はありません。また定年後も社員一人ひとりの実力と求める働き方に柔軟に対応することで、70歳までいきいきと働き続けられる環境を整備しています。

(主な制度や施策)
▼ 長期的視点でのキャリアデザイン支援
各ステージに必要な年次別教育(入社時・2年目・5年目・35歳・45歳)や個別面談(55歳・定年直前・64歳)を実施しているほか、「自己申告制度」「社内公募制度」「複線型人事コース体系」などを整備し、長期キャリアを見据え、社員の意向と能力に応じた配属を行っています。
また定年後65歳までの嘱託再雇用制度やパートタイム社員の70歳までの雇用制度を導入して おり、現在は社員の定年年齢の引き上げを検討しているほか、「再検査補助金制度」などの健康管理に関する制度や、仕事と家庭での育児・介護等との両立を支援する「ファミリーサポート制度」などを導入することで、年齢や生活環境に左右されにくい、多様な働き方の実現を目指しています。

▼ 自律的な学びの支援
社員の能力開発を目的とした「伊藤園大学・同大学院」やお茶の専門知識を習得するための「伊藤園ティーテイスター社内検定制度(厚生労働省認定)」を設置しているほか、「海外研修制度」「茶道教室」など、社員の自律的な学びの場として、多様な制度等を導入しています。

▼ 社会への貢献
地域に根ざしたCSR活動としてティーテイスター社内検定資格保有者による「大茶会」「お茶セミナー」などのお茶の啓発活動を各地で行い、お茶文化の普及・継承に取り組んでいるほか、社員のボランティア意欲を実現するための「ボランティア休職制度」や社員のCSRへの意識を高めることを目的とした社内表彰制度「CSR大賞」を設けています。また、茶農家の減少という社会課題解決に貢献するための取り組みとして、「茶産地育成事業」を推進しています。

参考:『プラチナキャリア・アワード』について
“人生100年時代が到来し働く期間が長くなる中、長期的な視点で、自己の成長や所属する企業の発展、ひいては社会への貢献を目指し、年齢によらず自律的な学び・経験を通じてスキルを磨き、得られたスキルを存分に活かして積み上げていくキャリア”を「プラチナキャリア」と定義し、このようなキャリア形成、従業員の活躍機会提供を志向している企業を表彰するものです。
企業を取り巻く環境が厳しさを増す中、日本企業就業者のプラチナキャリアの形成と発揮は 今後重要性が増すことが予想され、本アワードが人生100年時代を見据えた社会課題解決に向けて取り組む企業へのエールとなることを目指しています。

主催  :株式会社東洋経済新報社
企画  :株式会社東洋経済新報社、株式会社三菱総合研究所、
三菱UFJ信託銀行株式会社
後援  :内閣官房、厚生労働省
審査委員:小宮山宏 氏(座長・株式会社三菱総合研究所 理事長)、佐々木かおり 氏(株式会社イー・ウーマン 代表取締役社長 ほか)、佐藤 昌宏 氏(デジタルハリウッド大学大学院 教授)、牧野 篤 氏(東京大学大学院教育学研究科 教授)、諸星 裕美 氏(オフィスモロホシ 代表)、柳川 範之 氏(東京大学大学院経済学研究科 教授)
表彰式 :5月23日(木)14時30分~(イイノホール&カンファレンスセンターにて)
公式HP:https://toyokeizai.net/sp/sm/award2019/index.html