株式会社伊藤園(社長:本庄大介 本社:東京都渋谷区)は、ローヴァーズ株式会社(代表:カレン・ロバート 本社:千葉県木更津市)が新規運営する施設「ローヴァーズドリームフィールド」において、当社飲料製品の提供の他、茶殻リサイクル製品の導入を通じて木更津市の地域活性をサポートします。
2020年10月に運営開始する「ローヴァーズドリームフィールド」は、ローヴァーズのビジョン「人と地域をスポーツで繋ぐ」を具現化した廃校を活用した総合スポーツ施設です。この施設は、少子化に伴い廃校になった施設を生まれ変わらせ、県内外から多くの方を呼び込み、交流人口の増加や移住・定住の促進を目指し、木更津市の活性化を目的としています。
ローヴァーズドリームフィールド
当社では、全国に約200の拠点を有し地域に密着した営業活動を行いながら、地方行政と災害時における飲料提供などの包括協定を締結するなど、積極的な地域貢献活動に取り組んでいます。今回、ローヴァーズが目指すスポーツを通した地域の活性化と、当社の地域貢献への想いが合致し、当社製品等を提供することでローヴァーズの取り組みをサポートします。
サポートとしては、汗をかくスポーツ時の水分やミネラル補給ができることが支持され、多くのアスリートにも愛飲されている国内麦茶飲料No.1製品(※1)「健康ミネラルむぎ茶」を提供します。また、当社の主力製品「お~いお茶」などの日本茶飲料製品を製造する際に排出される茶殻をリサイクルする当社独自の「茶殻リサイクルシステム(※2)」を活用した茶殻リサイクル製品として、当社とミズノ株式会社(代表取締役社長:水野明人 本社:大阪府大阪市)が共同開発した製品「人工芝用充填材Field Chip『Greentea』(※3)」や当社オリジナルの「茶殻ベンチ」を提供します。
Field Chip『Greentea』を充填材として使用した、ロングパイル人工芝「MSCraft AG」の断面図(左)と茶殻を配合した樹脂で製造したベンチ(右)
今回の取り組みは、施設を利用される地域の皆さまのスポーツを通した健康と地域活性化の実現を目指しています。今後も地域の方にご支持いただける取り組みを提案し、地域の発展を応援してまいります。
(※1)伊藤園調べ
(※2)「お~いお茶」をはじめとする日本茶飲料の販売拡大に伴い、製造過程で排出される茶殻の量も年々増加しています(2019年度の排出量は約63,200t)。そうした中、当社は2000年から茶殻などの飲料残渣を工業製品などに有効利用する研究開発を推進しており、畳や建材、樹脂製品、「お~いお茶」のペットボトル用段ボールなど、約100種類の茶殻リサイクル製品を開発しています。
(※3)Field Chip『Greentea』は、黒ゴムチップの充填材と比較して表面温度の上昇を最大7℃抑制するミズノ株式会社の製品です。
■ローヴァーズ株式会社(ROVERS)
2014年3月に設立した、サッカー都道府県リーグ1部に所属する「房総ローヴァーズ木更津FC」や千葉県を中心にサッカー場などを運営。
「人と地域をスポーツで繋ぐ」をビジョンに、世代、人種、障害の有無、経済格差、性別を問わず、すべての人がスポーツを楽しめる環境をつくることを目指している。