株式会社伊藤園(社長:本庄大介 本社:東京都渋谷区)は、昨年11月に策定した「伊藤園グループ中長期環境目標(以下 中長期目標)」において掲げた容器包装に関する目標(下記<参考:伊藤園グループ中長期環境目標>「1.容器包装に関する目標」参照)の達成に向けて、まずは2025年度までに、「お~いお茶」ブランドの全ペットボトル製品を100%リサイクル素材等に切り替えることを目指します。
近年、地球環境問題は世界的に喫緊の課題となっており、伊藤園グループの事業活動においても重要です。当社は「お客様第一主義」の経営理念のもと、社会とともに地球環境問題の解決に取り組むことが、企業の責任であると考えています。
その取り組みの一つとして、2019年より、「お~いお茶」ブランド345ml電子レンジ対応ペットボトルと525ml・600mlペットボトルの一部を順次100%リサイクルペットボトルに切り替えてまいりました。また、2021年5月には、100%リサイクルペットボトルを使用した「お~いお茶 緑茶 ラベルレス」を発売するなど、ペットボトル製造に伴う新たな石油由来資源の削減に取り組んでいます。同時に、CO2排出量に関しても、リサイクルペットボトルは、新たに石油由来資源を使ってつくられるバージンペットボトルと比較して約60%のCO2排出量の削減が期待されます。
そしてこの度、この取り組みを加速し、目標達成への意志をより強固なものとすべく、中長期目標達成予定時期よりも5年早い2025年度までに、当社の主力ブランドである「お~いお茶」について優先的にリサイクル素材等への切り替えを進めることにしました。今後は、全国に広がるルートセールスの強みを活かし、外部ステークホルダーの皆様と協働で、“ボトルtoボトル” 実現のための取り組みを加速させ、環境に配慮した容器の製品ラインアップを拡大することで、持続可能な社会・環境の実現に貢献してまいります。
(※1)生物由来素材を含む
<参考:伊藤園グループ中長期環境目標>
1.容器包装に関する目標
「伊藤園グループ プラスチックに関する方針」に則り、リサイクル素材の利用を推進し、2030年度までにペットボトルに使用するリサイクル素材等(生物由来素材を含む)の割合を100%にすることを目指します。
2.気候変動に関する目標
バリューチェーン全体でのCO2排出量削減強化のため、気候変動対応に関する中長期目標として以下を目指します。
「2030年度目標」
Scope1(※2)およびScope2(※3)におけるCO2排出量を2018年度比26%削減、Scope3(※4)におけるCO2排出量原単位を2018年度比26%削減することを目指します。
「2050年度目標」
Scope1およびScope2におけるCO2排出量を2018年度比50%削減、Scope3におけるCO2排出量原単位を2018年度比50%削減することを目指します。
(※2)Scope1:自社での燃料の使用による直接排出
(※3)Scope2:自社が購入した電気の使用に伴う間接排出
(※4)Scope3:Scope1、2以外のその他の間接排出
<参考:「伊藤園グループ プラスチックに関する方針」について>
プラスチック容器包装等のライフサイクル全体を通じた資源有効活用と環境負荷低減に向けた取り組みにより、持続可能な社会・環境の実現を目指します。
また、その実現に向けて社員一人ひとりが意識を高め、責任ある行動に努めます。
1.リサイクル(資源循環)
・2030年度までにペットボトルに使用するリサイクル素材等(生物由来素材を含む)の割合を100%にすることを目指します。
・ペットボトル以外の用途においても、リサイクル素材の利用を推進します。
・行政機関、業界団体、取引先等と連携し、リサイクル率向上に向けた活動を推進します。
2.リデュース(省資源化)
・さらなる容器包装の軽量化・使用量削減に向けて、容器設計の変更や生産方法の改良を行います。
3.リプレイス&リユース(環境配慮素材や再利用可能容器への代替)
・生物由来素材、生分解性素材の使用を推進します。
・飲食事業においては、再利用可能な容器への代替も推進します。
4.クリーン(環境保全)
・プラスチック資源有効活用のための、分別収集の促進、清掃活動等の社会貢献活動への参加とともに、各地の環境保全活動を継続的に支援します。
☆詳細については下記のリンクよりご確認いただけます
「伊藤園グループ 中長期環境目標」
「伊藤園グループ プラスチックに関する方針」