株式会社伊藤園(社長:本庄大介 本社:東京都渋谷区)は、鹿児島県志布志市と茶産業の振興をはじめとした包括連携に関する協定を、3月30日(木)に締結しました。
左から、志布志市 市長 下平 晴行様、株式会社伊藤園 常務執行役員 中四国・九州地域営業本部長 吉田 秀樹
当社は1971年に、お茶の新興産地として注目されはじめた鹿児島県での仕入れ先調査のため、知覧町や鹿児島茶業試験場、そして有明地区(現 志布志市)に訪問しました。以降、当社は有明地区の茶生産家を自社工場に招いたり、懇親会を開いて意見交換したりと、強固な関係を構築してまいりました。その後、仕入れ体制確立のために構想していた「茶生産家のグループ化(のちの「茶産地育成事業」)」に共感いただき、有明地区の茶生産家から一番茶を仕入れた1976年の春を機に「茶産地育成事業」としてスタートしました。この「茶産地育成事業」は、今では全国2,200ha規模の展開面積にまで拡大しています。
今回、「茶産地育成事業」のはじまりの地である志布志市との関係をさらに強化することで、多様な連携と協働による活動を推進し、地域の活性化及び市民サービスの向上を図る包括連携に関する協定を締結しました。今後当社は、主力製品「お~いお茶」の原料茶産地の一つとして志布志市にある茶畑や施設(※)を活用した「茶」体験プログラムの開催などのお茶の振興に関するPR活動や災害時における生活飲料の備蓄と無償提供等を積極的に推進してまいります。
(※)旧 鹿児島県農業開発総合センター茶業部大隅分場
連携及び協力事項
⑴ 茶産業の振興に関すること
⑵ 地域振興に関すること
⑶ 災害時の支援対策及び活動に関すること
⑷ その他相互に連携及び協働が必要と認められる事項に関すること
ご参考:茶産地育成事業の詳細はこちら(https://www.itoen.co.jp/tea_plantation/)