お茶の伊藤園が静岡県立大学大学院薬学研究院に「茶」をテーマとした寄付講座「茶健康科学講座」を開設

開設期間:2023年5月 ~ 2026年3月

株式会社伊藤園(社長:本庄大介、本社:東京都渋谷区)は、2023年5月から2026年3月までの間、静岡県立大学大学院薬学研究院に、産学連携活動の一環として「茶」をテーマとした寄付講座「茶健康科学講座」を開設します。

この「茶健康科学講座」は、茶の機能性に関するヒトにおける新たな科学的根拠(エビデンス)を臨床研究により創成し、健康長寿に貢献することを目標としています。茶研究の推進は、人々の健康増進のみならず、茶業界の活性化にも繋がっていくものと期待しています。
企業と大学が産学連携活動として寄付講座を開設する例は様々ありますが、「茶健康科学講座」は「茶」をテーマとした講座であり、全国でも類を見ない極めてユニークな講座が特長です。

当社では、2020年4月から東京大学大学院医学系研究科に「イートロス医学講座」を開設し、共同研究の成果を利用した医療や介護従事者の要望に応えた、おいしく手軽なとろみ付き緑茶飲料「とろり緑茶」を2022年11月に発売するなど、高齢化社会の課題解決に挑戦しています。また、2022年4月から京都府立医科大学免疫学内に「分子免疫ウイルス感染防御学講座」を開設しており、試験管内試験でヒトの唾液中に加えた新型コロナウイルス感染症に対して、茶カテキンが効果的に不活性化させることを見出しました。このような取組みを経て、今回の産学連携講座は3例目となります。

当社では、「お茶と健康」の分野で「お客様の健康で豊かな生活と持続可能な社会の実現」に向けた研究開発を進めています。今後も「お茶と健康」に関する取組みをお茶のリーディングカンパニーとして継続的に実施してまいります。

 

▼寄付講座の概要
1.講座名称:茶健康科学講座
2.設置期間:2023年5月から2026年3月まで
3.担当教員:山田浩(静岡県立大学大学院薬学研究院 特任教授) 他