株式会社伊藤園(代表取締役社長:本庄大介 本社:東京都渋谷区)は、若者文化や流行の発信地として知られる渋谷で、かつて栽培されていた「渋谷茶」を復活させるプロジェクト『幻の銘茶「渋谷茶」復活プロジェクト』に参画し、若い方へのお茶の普及活動を促進いたします。
明治時代、渋谷区松濤エリア一帯に茶畑がありましたが、その後に静岡茶や宇治茶の流入、土地の宅地化が進むなど環境の変化により「渋谷茶」の栽培はなくなりました。一方で当社は、渋谷区の協力のもと2019年に鍋島松濤公園に現存していた「渋谷茶」の樹を見つけ、そこからわずかな苗木を静岡県で育てていました。
現在の渋谷は、若者文化や流行の発信地と知られており茶畑を想起することはありませんが、当社は渋谷区に本社を置く地元企業として、またお茶のリーディングカンパニーとして、本プロジェクトに参加し、渋谷区及び渋谷の関係企業や団体と連携することで、今後「渋谷茶」の苗木の供給や「渋谷茶」の普及啓蒙活動、情報発信など渋谷の新たなコンテンツの創出など様々な活動に取組んでまいります。
伊藤園グループは経営理念「お客様第一主義」に基づき、原料産地から製造、消費地に至るまでの地域に密着した事業活動により、地域社会の皆様との積極的な協調に取組んでいます。これからも、本業を通じて各地域・コミュニティの社会課題解決に取組み、共有価値の創造(CSV)による持続可能な社会の実現に貢献します。
<幻の銘茶「渋谷茶」復活プロジェクト>
【概要】
かつて渋谷にあった銘茶「渋谷茶」を復活させ、渋谷にあるアーバンファーミングでのワークショップ体験、渋谷の飲食店での提供、お土産品としての販売などこれからの渋谷の新たな体験コンテンツとして育てていく。
【参画団体】
・株式会社伊藤園 ・一般財団法人 渋谷区観光協会 ・プランティオ株式会社 ・株式会社ゼットン
■SOCIAL INNOVATION WEEK(SIW2023)
多様で多視点なアイデアに出会い、新たなアクションにつなげるソーシャルイノベーションの祭典で、幻の銘茶と呼ばれた「渋谷茶」を、これから100年続く渋谷のあらたな定番体験コンテンツへと育てていく取組みについて登壇しました。
登壇した当社 販売促進部長の小林哲也は、「来年の春には100本程の苗木が育つ予定です。この苗木を植えて「渋谷茶」が生育し、現在の渋谷に調和した”茶畑のある渋谷の街”をもう一度見ることができるよう、お茶のリーディングカンパニーとして取組んでまいります。」と意気込みを語りました。