茶畑から茶殻まで 持続可能なビジネスモデル
伊藤園では、「茶畑から茶殻まで」の一貫した持続可能なビジネスモデルを構築し、
環境・社会課題の解決と企業価値の向上の両立に向けた取組みを行っています。
その中で、製品ライフサイクルを通じた資源循環の仕組みづくりに努めています。
茶殻リサイクルは
サステナビリティの
草分け的存在?!
伊藤園ではCSVやSDGsが注目される以前から、環境配慮型農業や有機肥料による緑茶栽培技術の確立、資源循環の取組みなど持続可能なビジネスモデルの強化に努めてきました。1976年に開始した茶産地育成事業や2001年に確立した茶殻リサイクルシステムをはじめ、環境・社会課題の解決に向けた一躍を担っています。
製品ライフサイクル
を通じた
資源循環の仕組み
茶殻リサイクル
システム
伊藤園は持続可能な社会の実現に向けて、廃棄物を茶殻リサイクル製品などの付加価値製品に有効活用するアップサイクル研究を推進します。工業製品の原材料に活用する独自技術「茶殻リサイクルシステム」を2001年に確立しました。より付加価値の高い製品を生み出すアップサイクルとして、現在では、茶殻を配合した建材、樹脂、紙製品など100種類以上の茶殻リサイクル製品を開発しています。
茶殻リサイクル
システムの特徴
- 1
含水のまま常温保存・輸送して製品に配合する技術
-
2
消臭、抗菌などの茶の機能性を活かした製品開発
-
3
CO2を吸収した茶葉(茶殻)の製品中への固定技術
-
4
紙や樹脂などの限られた資源の代替原料として茶殻を活用
この取り組みと関連するSDGs
-
産業と技術革新の
基盤をつくろう -
つくる責任
つかう責任
茶殻を使用した
減農薬・有機栽培に
向けた技術開発
海外市場でのさらなる需要拡大を見込んで、減農薬や有機栽培の技術開発に取組んでいます。お茶の生育に必要な窒素肥料の代わりとして、茶殻に含まれる窒素成分の活用を開始しています。飲料製品の製造過程で委託先工場から排出された茶殻を堆肥化し、契約産地で使用することで循環型農業を推進するとともに、農薬を使わずに蒸気で防除や除草ができる蒸気防除機の実用化を進め、環境配慮の茶農業と日本茶の海外輸出拡大に貢献します。
循環型農業
(茶殻堆肥の活用)
図を拡大する
この取り組みと関連するSDGs
-
住み続けられる
まちづくりを -
パートナーシップで
目標を達成しよう