茶殻 エアコンフィルター

三菱重工サーマルシステムズ株式会社 様

茶殻樹脂を活用した
清潔で人に優しいエアコンを

リサイクル活動で環境保全に貢献したい

茶殻の樹脂フィルターホルダーを導入した背景には、CSR活動への関心の高まりがあります。当時、リサイクルやリユースが話題となり、企業に対しても環境保全活動が求められ始めていました。しかし、家庭用エアコン本体にはリサイクル製品は直接活用しにくい。代わりに何ができるか考えを巡らせていたところ、社員が偶然伊藤園の茶殻リサイクルシステムを知り、工場に紹介したんです。エアコン本体ではなく部品を通してなら、リサイクル活動に貢献できる。殺菌・消臭効果のある茶殻を空気清浄のための部品に使えば、より清潔なイメージを持ってもらえる。そんな可能性を感じ、茶殻樹脂を採用。今では国内向けの全ての機種に茶殻樹脂のフィルターホルダーを搭載しています。

フィルターホルダーの緑色は自然由来の証

茶殻を練り込んだ樹脂を使用したフィルターホルダーの色は、自然由来の緑色をしているため、お客さまが掃除したり、交換したりするときに分かりやすいんです。このホルダーの開発には相当な試行錯誤を重ねました。茶殻樹脂を溶かして成型するフィルターホルダーは、それまでのものと成形条件がかなり異なります。調整に調整を重ね、丁度良い茶殻の配合率を見つけました。実は、家庭用エアコンは年間約900万台という売り上げ台数を誇る成熟した市場。もちろん各社それぞれが空気清浄機能を持っており、差別化が難しいのが現状です。そんななかで、茶殻を再利用した環境に優しい製品であることをアピールできるのは、商品価値の向上にも効果的です。

着実に浸透する「地球に優しいエアコン」 の認識

お客さまからポジティブな意見をたくさん頂いています。喫茶店やコンビニでの紙ストローの導入など、お客さまの間でも環境保全への意識が高まっているのが影響しているのではないでしょうか。今まで、エアコンの使用を通して省エネに貢献するという認識はありましたが、製品自体を通して環境を守るという認識はあまり浸透していませんでした。そこで、伊藤園の茶殻をリサイクルした部品を使っています、というマークを活用してPRに努めています。また、抗菌や抗ウイルスが重視される昨今、お茶の殺菌・消臭効果のイメージがエアコンの空気清浄機能とリンクし、人に優しいエアコンという印象もお客さまには持っていただいています。

目指すはお客さまに選ばれるエアコン

他社とは違う付加価値を持つ製品を作っていきたいです。部屋を冷やして温めるエアコンは言わば当たり前。当社としての目標は、お客さまに選ばれるプラスαの機能を持ったエアコンを作ることです。お客さまの求める空気清浄機能も、これから時代に合わせてどんどん変化していくと思います。今は、部屋だけでなくエアコンも清潔になるという製品が求められているのではないでしょうか。製品は常にコストとの戦いでもあるので、環境にもコストにも優しい新たな茶殻の活用方法があれば是非伊藤園と開発を進めたいです。当面の目標は、フィルターホルダーを成型する際に茶殻の配合率を増やし、お茶本来の殺菌・防臭機能をもっと活かすことです。

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